自分家で飼っていた犬(ピーコ)が逃げ出して、心配でずっと探していたのに、ある日見つけたピーコが、誰か別の人の家の犬になっていたら、とっても悲しい。
お父さんに確認してもらって、その家の人に話して、やっとピーコが帰ってきたのに、ピーコはポコチャンと呼ばれていて、「ぼく」より、ポコチャンと呼んでいたあの子になついているようだった。
そしてまた、「ぼく」ん家と飛び出しっていってしまった。という、少し切ない話です。
きっと、「ぼく」はぼくなりに、ピー子を大切にしていたんだろうなぁ。
自分の想いとは裏腹に、相手の気持ちが違うところにいってしまう何で、誰だって、嫌な経験ですよね?
しんみりしたお話ではありますが、とてもまとまっていて、主人公の気持ちがよく伝わってくる絵本でした。
端書きを読むと、どうやらこれは、作者(ねじめ氏)の少年時代の実話のような…。