鮭が生まれた川に戻ってくるのは、小学校の理科の時間に習うのかな?
この絵本は、その鮭を川の中の石の視点から描いたおはなしです。
石は寿命が長いから、一日起きると何日も眠ります。
久しぶりに目を覚ましてみると、一匹の鮭が。何かが起こりそうだと思った石は、日記をつけることにしました。そしてまた目を覚ますと、今度は周りに小さな丸い粒。
そのとき日記に刻まれた言葉は「一つの丸に二つの点」。
そう、この丸い粒が鮭の卵なんですね。
戸惑いながらも、鮭の子どもたちを守ってやり、そして見送る石。
お勉強として習うのではなく、こうやって絵本を通して自然の仕組みを知るのって楽しいな、と思いました。