1歳からシッターさんのお世話になった我が息子。
シッターさんはこの道のプロ。選書も素晴らしい。
この絵本はそのシッターさんとの思い出の一冊です。
2歳の頃、絵本を抱えきれず、ズルズルと引きずって来て、「よんでちょーだい。ママ(シッターさんをこう呼んでいました)みたいに。」と私にアンコール。
まず、表紙からすばらしい。
ねずみくんの小ささがわかる。
タイトル文字が、“ねずみくん”が ひらがなで、“チョッキ”がカタカナなので、“チョッキ”という単語が光ります。
ねずみくんの着ているチョッキの赤い色が少しだけれど、とっても目立っています。
お母さんの手作りチョッキを、誇らしげに着ているねずみくん。
お友達に「かして。」っていわれて、「いいよ。」ここから、チョッキは、次から次へ試着され……。チョッキの運命やいかに。
優しさとユーモアのコラボレーションです。
これも何度も何度もよみましたねえ〜。
さいごのページを開きっぱなしで、「よかった。よかった。」っていってましたっけ。
ねずみくんのお母さんは、おこらないんだろうなあ〜。
我が孫に、息子が読む日が来てくれるといいなと思います。