子どもが幼いときに読んであげたことを思い出します。
ねずみくんのチョッキが、次々と大きなおともだちの手に渡って、どんどん伸びていくことにはらはらドキドキしながら、ついつい笑ってしまう絵本です。
本当に久し振りに手にとって見ると、とてもおしゃれな絵本だと思います。
哀れな赤いチョッキの存在感が、小さいくせにすごい存在感。
タイトルページでは文字がチョッキを着ています。
ぞうさんが着たので、最後には伸びすぎてねずみくんには着られなくなってしまいましたが、奥付けに描かれた小さな絵を見過ごさないように。
ねずみくんも、あきらめがついたかも知れません。