ともだちってなんだろう?と聞かれても,私はうまく言葉にできる自信がありません.けれどこの本は,その問いに関して,子どもでも分かりやすく,そして納得できるようにとても丁寧に説明してありました.何より良いなと思ったのは,どんな気持ちかな?と読んでる人に対しての問いかけがあるところです.ただともだちとはをずっと書いてあるだけでなく,自分でもともだちとの付き合い方を考えることもできます.日本とは環境もまったく違う世界に住む,会ったこともないともだちのことを思うということはなかなか難しいけど,写真の車椅子の男の子と目が合うと,どうすれば仲良くなれるだろう?私はなにをしてあげられるだろう?と自然と考えてしまいました.
読み終えて,私も自分のともだちの顔を思い浮かべてみました.最近会ってないけど元気にしてるかな?あの時のこと覚えてるかな?とかいろんなことを考えました.やっぱりともだちがいてくれてよかったなと心から思います.
ともだちを考える,想うきっかけを与えてくれるとても素敵な本だなと思いました.