季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし

  • かわいい
新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

ぼくはいかない」 ガーリャさんの声

ぼくはいかない 作:柴田 愛子
絵:伊藤 秀男
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,320
発行日:2003年04月
ISBN:9784591075975
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,473
みんなの声 総数 16
「ぼくはいかない」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 揺れ動く気持ち

    「あそび島」シリーズの中で1番好きなお話です。「けんかのきもち」と「ぜっこう」は、“これぞ男の子!”といった感じのお話ですが、「ぼくはいかない」に出てくる主人公しんちゃんは、娘と重なる部分があり、より親しみがわきます。

     娘も、一人でお泊りをしたことがありません。本を閉じたあと、娘ならどうするかなあ?と思い、聞いてみると、首を横にかしげて、しばらく考えてから、「行かない。ママといっしょがいいもん。」と言いました。それからまたじっと考えて、「でも、ちょっと行きたいな・・・。」

     そして、翌日。三年後のシーンを読んで、「三年生になったら、学校でこういうこと(子どもたちだけのお泊り)するの?」と、不安そうに尋ねる娘に、「そうかもね。でも、行きたくなければ、行かなくてもいいんだよ」と言うと、「行く!」と、今度は、はっきり。「ママとパパにおみやげもってきてあげるね、ぺガススの!」と、“三年後の”しんちゃんのような顔で答えてくれました。

     でも、また次の瞬間には、急にさみしそうな顔になって、「ほんとは、ずーっと幼稚園のままがよかったな・・・。大人になりたくない・・・。」と、涙をぽろぽろ。きっとそれが今の正直な気持ちなんでしょうね。
     単に物語の中のこととしてではなく、本当に自分の身に置き換えて、娘なりにいろんなことを真剣に考えたんだと思います。

     けんちゃんの「ぼくはいかない」と言った勇気、そして、それを大事に受け止めてくれた愛子先生の心の広さ、どちらも素晴らしいな、と思いました。大人の尺度や都合に合わせようとするのではなく、子どもの成長に合わせて見守る大切さ・・・。
    お泊りも、一人寝も、娘が自分で決めて、言い出すまで、待ってあげようと思います。

    投稿日:2010/08/20

    参考になりました
    感謝
    2

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ぼくはいかない」のみんなの声を見る

「ぼくはいかない」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / きんぎょがにげた / はらぺこあおむし / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / くだもの / はじめてのおつかい / ぐりとぐら / なにをたべてきたの?

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


絵本ナビがこの冬イチオシ! 『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』レビュー大募集

みんなの声(16人)

絵本の評価(4.71)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット