この絵本は、大人になった人向けではないか、と思います。
もちろん、子どもも大好きだと思いますが。
(現にうちの息子は大好きです。…ちょっと不安)
昔、夢見る少年少女だった頃のことを思い出しました。
絵本をよむたびに、その世界と、現実をいったりきたり、出来た日の事。
特に、外国物の絵本や児童書には、心躍る小物や食べ物が登場しました。
赤毛のアンや、リンバロストの乙女などを読んで、
その世界に思いを馳せ、どうして本の中の少女たちは
こんなにステキなものたちに囲まれた生活をしているのだろう。
(どちらかというと、豊かでない生活なんですが、時折出てくる衣服や小物の表現が、とてつもなく美しく、また素晴らしく思えた)
世の中には、こんな世界もあるのに、
どうして私は、今夜の晩御飯にご飯と煮物と焼き魚を食べているんだろうなあ…
なんて、ため息をついていました。
今の私からみれば、思い切り日本人顔のあんたが…と腹がよじれるほど笑い転げるような、少女時代だったのです。
そのテイストが、この絵本にはあります。
さあ、かつて、夢見る少女や乙女だった私のお仲間さんたち。
もういちど、この絵本を読んで、あの頃の気持ちになってみませんか?
しかし。
サンドイッチはやっぱりしょっぱいものでないと、
食べた気がしないよなあ…
というかこう、やっぱり日本人は、炊きたて白米と味噌汁だよなあ…
(乙女も20年たつとこうなる)