幼稚園でもムシキングが流行りだして、息子の一人はやったこともないのに、「ムシキング、ムシキング」と言ってました。そんな夏、我が家にも本物のカブトムシがやってきたのです。でも飼うというより、とにかく一緒に遊びたくて仕方がない。だけどカブトムシがかわいそう・・・。そんな時に見つけた本です。さりげなく、カブトムシがどのように卵から成長するのかがわかるし、なにより、主人公の男の子が、カブトムシを思う気持ちにとても惹かれます。昆虫だって本当は自然の森が一番いいんだよ、でも仲良くしたいなら、きちんと世話をしようね、と言うと、まだ3歳だったのに、なんとなくは伝わった様子でした。ラストはちょっぴり心が痛くなります・・・。