虫が大好きなこんちゃん。冬の森で見つけたカブトムシの幼虫を大切に育てていると、なんとこんちゃんと同じくらいの大きさのカブトくんに!一緒にスイカを食べたり、遊んだり、お風呂に入ったり・・。一緒に楽しい時間をすごしましたが、でもカブトくんは元気がありません。そこで、こんちゃんはカブトくんにとってどうするのが一番いいのか考えて、決心します。「ここにくれば、いつでもいしょにあそべるよね」・・・。
作者の昆虫への愛情が凝縮された作品です。読んだあと、少し胸がキュンとします。
やさしい温かい気持ちと一緒に、カブトムシの幼虫から成虫になるまでの様子も学べる作品です。
「カブトムシを飼ってバトルしたい!」などと言っていたうちの子も、この作品を読んだ後は「カブトムシって、カッコよくてやさしいよね。友達になりたい!」といっていました。
ムシキングに熱中している子に、ぜひ読んでほしい作品です。