童話館のぶっくくらぶで送られてきた本です。
購入時、息子は1歳でしたが、すぐに気に入り、すべての動物の鳴き声を真似していました。1ページごとに紙が半分になっていて、しかけがあるのもいいです。話の展開は、よくある絵本と同じで、いわゆる犯人探しです。繰り返しが多く、小さな子供にもわかりやすいでしょう。
親の目から見た感想ですが、最後にモーっと言っためうしが、あっさりと「ええ、そうよ」と答えるところがいいです。他の犯人探し系の絵本だと、犯人を見つけたところにもっとポイントが置かれているように思います。この絵本が素敵なのは、そのめうしのページをめくったら、あかんぼううしが「ぼくだってモーっていうよ」と主張するところではないかと思います。「見つけた!」という喜びのタイミングをガクっと後ろにずらされる衝撃があります。
余談ですが、息子はいつまでもロバの鳴き声が言えませんでした。そう言えば、日本ではロバの鳴き声はあまり馴染みがないですね。