紀伊国屋で3冊セットで売られていたこの本、なんだかすごくかわいくてつい目がいってしまいました。
「ラチとらいおん」「ボリボン」などにも言えることですが、本のサイズもかわいいですし、子供にも大きすぎず読みやすいです。そして、日本人には聞きなれない不思議な響きの名前の登場人物たち。でもなぜかすっと心に響いてきてなじんでしまいます。東欧のお話ですが、アンニパンニはアジアの子供のような容姿でもあり、親しみをおぼえます。
表紙をひらくといちめんに、ちいさなちいさなプレゼントの箱の絵がいちめんにびっしり。文字のページのやさしい、すこしくすんだなつかしい色が全部のページで違っているのもおしゃれで、女の子の気持ちをそそります。ブルンミのためにお誕生日の準備をするアンニパンニの忙しさが、さっとなびいた彼女の髪に現れているようにも思えます。
娘はひと目でこのかわいい絵本たちが気にいって、すぐ自分でも読めるまでになってしまいました。