ふりやかよこさんの優しげな絵に惹かれて、長女が借りてきた本です。
10年前、火事で奥さんを亡くした大工のつねさんは、冬の寒い夜に、夜回りをすることにしています。
ある晩、夜回りを終えたつねさんのところに、かわいいお客さんがありました。こぎつねが1ぴき、拍子木を作ってほしいとやってきたのです。
優しいつねさんと、かわいいこぎつねたちとの、ほのぼのとしたやりとりがあたたかく、また、人間の火の不始末から火事をおこしてはいけないと、反省させられます。
長女から教えてもらった、ふりやかよこさんという画家の、私もファンになりました。