何冊か持っているレオ・レオ二(谷川俊太郎訳)の絵本の中で,息子の1番のお気に入りです。
小さな魚スイミーは,仲間と違って1匹だけ真っ黒です。ある日,大きなまぐろが現れて,仲間を食べてしまいます。
それからスイミーは,海を旅し,仲間と団結することで,大きな力を持つことができることを発見します。
リズムに乗った文書で,自分もスイミーと一緒に泳いでいるような心地よさがあります。
たくさんの小さな魚が集まって,大きな魚になり,1匹だけ黒い自分は,魚の目になります。
それは,自分が他人と違っていても,それを個性として生かすことができるのだと,私たちに語っているようです。