オオカミがくまと出会い、相手の気持ちを疑いつつも、少しずつ友情を感じ、友達がいることのうれしさをかみしめるようすが、読む人の心まであたたかくしてくれます。
1人でいるほうが気楽でいいと考えはもっていても、それだけではつまらないし、さびしい。友達がいるっていうことが、どんなにうれしくって心強いことかを、オオカミは知って、生きていることの意義を感じたんだと思います。読みながら、私たちも、友達のありがたさを感じずにはいられません。
オオカミと仲良くなりたい!という思いがいっぱいのくまさんにも、心うたれます。くまさんのように、まっすぐな気持ちで友達と接することができればと、尊敬の念を抱きました。
大人も子どもも、読めば、友達がいることに改めて幸せを感じ、心が洗われることでしょう。