一人の方が気楽でいいと思っているオオカミくんの前に、馴れ馴れしいクマくんが現れますが、なかなか信用しないオオカミくんの心の葛藤が画かれています。人のいいクマくんをお友達だと感じるまでのオオカミくんも本当は優しくてお友達がほしかったんだと思いました。一人行動の多い一匹オオカミくんには、お友達との接触がどうしたらいいかわからないし、相手のことを信用するまでに時間がかかってしまっただけなのだと思いました。オオカミくんが、自分の塒にクマくんの似顔絵を描いて貼ってあるのがとても微笑ましかったです。ところでクマくんは今は冬眠中なのかなあ?離れていたってお友達を思う気持ちは一緒なのかなあ?クマくんは、また新しいお友達を作ったのかなあ?と、色々考えるのも楽しい絵本でした。