この絵本、5歳半孫娘が3歳になった頃、「とうもろこし」に夢中な時期に、絵本ナビを参考に購入してはみたものの与えるのを暫く躊躇した一冊。
「面白い」、「楽しい」、「きれい」、「気持ちいい」など、孫娘の見慣れた絵本とは、少々離れた異質の一冊だったでしょうが、心配したような抵抗感もなく、静かに聞き入ってくれました。
最近では、見慣れてきたこともあってでしょうか、絵本も半ばで、「おばあさんの長い髪の毛は、とうもろこしのひげになるのだよね」と、話の中身も捉えられようになりました。
少々地味でもありますが、今日的なさまざまな重いテーマ(食糧、先住民、継承、共同体、人間愛・・etc)にも繋がる内容豊かな本書を、孫娘が真剣に受け入れようとしている(?)姿に、嬉しさを感じます。