この本は私が子供の頃母に読んでもらった中で、特に印象に残っている本です。
ねずみばあさんも恐いのですが、なにより押入れの下の段にあるベニヤ板の模様というのが恐かったです。
当時住んでいた家の和室の天井の模様が、本で出てくる冒険の入り口となるベニヤ板の模様に似ていて、いつまでもドキドキしていたのを覚えています。
主人公の保育園児の『あきら』と『さとし』。
上の段と下の段に別々に押入れに入れられてしまうのですが、途中で二人一緒になれて良かったなって、子供心に思っていました。
うちの娘ももう5歳、そろそろこの本の良さが分かるかなと思い、先日図書館で借りてきました。
読み終わるとこの本の表紙を見つめて「おもしろい…」ってつぶやいていました。
娘にとっても思い出の一冊になればいいなと思います。