説教臭い絵本はイヤン!と思ったが、中川さんの本だから、
と思い直して読んでみる。脱帽!!
「おおきくなるっていうことは 〜〜〜〜ってこと」
今春から年長の娘も、いちいち現在の自分と照らし合わせながら見入っています。
親も、まさに娘や友達の体験を振り返ってるかのような感覚におそわれました。
作者は、これぐらいの子供のことをよっっく分かってる!!
誰にでもわかりやすい
「洋服が入らなくなる」から始まって
「高い所に登れるのもそうだけど、登っても降りれる場所なのか
考えることが出来るってことも大きくなるってこと」(意訳)という
膝を打ちたくなる表現で、内面の大切さに視点を向けているのもニクい。
最後のくだりも素晴らしい。
作者の優しさにあふれた締めくくり。
親の私もまだまだ大きくなる余地があると反省。
現在の娘にとってまさに旬な内容の絵本に出会えたことに感謝。
今春下の子が産まれる友達に、入学祝いと称してプレゼントしたところ、
そちらの親子にも好評をいただきました。