「くっつく」とはどういうことか、を追求した絵本です。
家の中を見回してみると、くっついていないものは無い!と言っても過言ではないことが、冒頭のページでよくわかります。
人間は、昔むかしから(それこそ石器時代から!!)ものとものとをくっつける工夫をして生活してきたんですね。
古くから伝わっているくっつけかた。
「にかわ」や「アスファルト」、「しっくい」・・・
今でも利用されているこれらのもの、昔の人は、どうしてこれでものがくっつくのか、その原理や具体的に理解できなくても、くっつく性質をうまく利用していたことがわかります。
「人間の英知」なんですね。
この本を読んだ息子は、自分も家の中でくっつくもの、そのくっつく方法を調べてみたい、と言っていました。
自由研究にもよさそうですね。
巻末には、保護者・大人向けでしょうか、もう少し詳しい(科学的な)説明もあって、ふむふむ、と私もしっかり楽しめました。