この作者の独特な雰囲気の絵がけっこう好きです。
森に住むモンスターとプチファン(男の子)は仲のよいともだちでした。
ある日モンスターは、王様の命令で、たいしょうやへいたいたちに、いけどりにされてしまいます。
プチファンに助けられたモンスターは、うれしくて大粒の涙を流し・・・?
ストーリー的には、わりとよくある話みたいだなと感じました。
(似たようなお話で、名作と言えば「エルマーと十六ぴきのりゅう」がありますものね!)
何にも悪いことをしてない優しいモンスターなのに、つかまえて殺してしまおうという人間の身勝手さ・・・うまく言えないけど、涙で何もかも流れてしまい、モンスターとプチファンは森へ帰るラストシーンが少し物足りない気がするのは私だけでしょうか?
人間とモンスターが仲良く暮らせる平和を、せめて絵本の世界の中だけでも味わうのは、ぜいたくな望みでしょうか?