絵本クラブ1−2歳コースで紹介されている「あかいふうせん」と同じイエラ・マリさんの字のない絵本です。
大きな木と、周囲の小動物の一年を淡々と描いています。
一本の木で季節の移り変わりを見事に表現しています。
(最後のページから最初のページに戻ると新しい1年が始まるので、小さい頃この絵本を読んだ時、なかなか読み終えることができませんでした。)
また、字がないので想像の幅が広がり、同じ絵なのに頭の中では様々なドラマが生まれました。
私が小さい頃に読んで、今でも記憶がある絵本です。
まだ娘には読ませていませんが、反応が楽しみな一冊でもあります。
ただ「字がない」というのが長所でもあり短所でもあって、台詞が用意されないと読み聞かせが難しい方には向いていないかも?(かえってお子さんの反応に、新たな絵本の楽しみ方を教えてもらえるかもしれません。)