あくたれ加減が他の絵本の追従を許さない。この悪面はひどすぎる。私なら憤怒で焼け焦げてしまいそう。
そんなわけでお父さんに置きざりにされるラルフですが、ふと「あの家族の中でこそあくたれができる」と気付きます。
すべてが温かく安心できるもので包まれているからこそのあくたれ。
それが家族なんだなぁ〜とラルフは再認識。
セイラの、それでもあなたが好きというメッセージは親の私が共感しました。
そうそう、なにがあってもあなたのことが好きよ。
誰だって子どもの事をそう思っていますよね。
娘に安心して悪さしてもらえるような母親でありたいな。
娘は、あまりのあくたれぶりに眉をひそめていましたが、セイラとの再会にホッとしたようで、嬉しそうに笑っていました。最後もケラケラ。
非常に楽しい絵本だったようです。