ちょっと娘の八つ当たりが気になっていた時に、「本当はいけないことなんだけども、世界中みんなこんなものだったりもするよ」と読みました。
娘は、いけないことをしている自分が(世界規模で)肯定されるような気がしたのでしょう。喜んでとっかかりました。
どんどん拡がっていく八つ当たりが、なぜ直接関与していなくても次々そうなるかわからなかったみたい。
娘の八つ当たりは、自分がイヤな気持ちを他にぶつける直接的なもの。された相手はもちろん、それ以上向こうを考えたこともない娘に、八つ当たりの本当の意味はわかっていないのだろうな。覚えてもらわなくっちゃな。
これはユーモアだと思います。
私一人で読んだときは、エンドレスストーリーがおもしろかった。
でも偶然同じ時に読んだ八つ当たりストーリー『あめふりのおおさわぎ』のように収束の場があれば、終末がわかりやすく、ストーリーがストーリーだけに安心感もあったのかなと思いました。