私は好きなものを最後に食べる性格です。
気に入った洋服を着ないでとっておいて、流行遅れにしてしまいます。
そういえば夫の父は、初めて買ったパソコンを、使うたびに箱に戻していました。汚れるのが嫌だったのかしら。
この本の「おじさん」は、お気に入りの傘をぬらしたくなくて、雨の日も閉じて持ち歩いていました。
純粋なんですね。
子どもの歌声を「うるさい」と思うのではなく、「楽しそう」と感じ、「本当かなあ」と思える感性を持っています。
そして、実際に試してみる柔軟さも持っています。
子どもの行為だからとバカにしない、ニュートラルで柔らかな視線がそこにあります。
こんな大人が増えれば、世の中も楽しくなると思いました。