オオカミを見たことのないうさぎと、
うさぎを見たことがないオオカミのお話です。
オオカミは突然死んでしまったおじさんをどうしていいかわからず、
近くにあった穴に住む小動物に相談すると
「お墓に埋めなくちゃ。手伝ってあげるよ」と言ってくれました。
そこで初めてお互いが、「もしかして、うさぎ?」
「もしかして、オオカミ?」となりますが大の仲良しになります。
ウサギのトムとオオカミクン。
でも遊びの中で、「オオカミが怖いごっこ」をした時。
トムは怖くて怖くて逃げ出してしまいます。
だって、オオカミクンは「オオカミ」なんですから。
でも、オオカミクンにはトムの「怖い」気持ちがわからない。
ぜったい食べないよと言われても、その恐怖は共感できない。
オオカミクンはあることをきっかけにその「怖い」が
わかるのですが・・・。
特にコメントもせず、黙って聞いていた兄ちゃん。
何か感じるところがあったかな?
友達との関係で色々出てきた頃にオススメです。