嫌なニュースが多いなぁと心を痛めていたところ、我が身にもちょっと信じられないようなトラブルが降りかかってきた最近、つらつらと思うのが全体的に想像力が欠如しているのではないかということです。
『オオカミクン』では、自分では気づかないうちに相手を傷つけていること、そして自分が相手と同じ立場になって初めて、相手がどんなに傷ついたかということに気づくことを描いています。
自分以外の人がどんな気持ちでいるか想像すること、その大切さを訴えている絵本です。
絵本を読み続けることで、子どもにも自分と違う立場にある人の気持ちを想像すること、その気持ちに添おうとすることを自然に学んでいって欲しいと切に願います。