今日は、我が息子の11歳の誕生日です。
パーティも終わり、寝静まったよい子(夫と息子)たちのおかげで、
この本を一人で堪能できました。
息子も大好きな絵本です。
昨年、息子のクラスのお話し会で、「命」をテーマにした時に読みました。
ちょうど、後日、性教育講座(いのちについて考える授業)が予定されていたので、図書ボランティアのお母さんたちで「命」をテーマでそれぞれに選書しました。
著者のJ・デイビスさんは、アメリカチャールストン在住の4児の母だそうです。3番目のお子さんがお腹にいたとき作った作品だそうです。
左ページに、生まれるまで何ヶ月という表記。そして左下にその月齢の子の胎内での様子・特徴等が小さく描かれています。
右ページには、両親等の外の世界の喜び、待ち遠しさ、生活の変化が描かれ、その絵を捲ると、胎児の可愛らしい様子が描かれた仕掛絵本です。
息子をはじめ、4年生の反応は、非常に真剣でかつこの絵本の絵のユーモラスさから、時に、胎児に対する愛おしさを持った優しい眼差しで聞いてくれました。
あかちゃんが生まれた最後のページまで「長く感じられた」という感想が多く、みんなこうして生まれてきたんだと改めて認識できたようです。
最後に、我が子のメモリアルテディベアも全員に抱かせ、新生児の重さを確認してもらいました。
その様子が、みんな本物のあかちゃんを抱くような大切な扱い方だったのを眺め、良い一冊だったなと思いました。
お兄ちゃんお姉ちゃんになる子ばかりではなく、中高学年にも適した
作品だと思います。
私が何より気に入っているのは、タイトルにもなっている、左のページの“あなたが生まれるまで、あと、□ か月…”という表現です。親の待ち遠しさが、切に伝わってくる語り口調だと思います。
息子は、お腹の中の赤ちゃんが、おどったりはねたりしているシーン
がお気に入りです。