ジャック・デュケノワさんの描く「おばけ」は、とにかくかわいらしいのがいい。
おばけのアンリはね、このごろ、ちょっと災難なんです。
次から次へといろんな病気にかかっている。
体中ぶつぶつになったり、体中まっ黄色になったり、木から落ちたり、骨が折れたり。
そして、夜の遠足で、突然眠りこけて動かなくなってしまう。
そこで病院に運ばれ、手術を受けることになるのだけれど...
この手術の様子が、また楽しいです。手術の様子が楽しいって変だけれど(^^ゞ
はさみでサクサクとおなかを切り、中から出した時計に針をつけ、またおなかの中に戻して、おなかを縫い合わせて、はい、終わり。
いつも、私の帝王切開したおなかの傷を見て、
「お母さん、おなか切る時って痛かった?」
「痛くて泣いちゃった?」
としきりに聞いてくる7歳の娘。
この絵本を見て、
「すごい!人間でも、はさみでちゃんと切れるんだ。」
「おばけのおなかの中には、時計が入ってるって、お母さん知ってた?」
ってやたら感心していました。そんなバカな(^^ゞ