ルーシー・カズンズさんの絵、五味太郎さんの訳、ということで期待大。聖書にある有名なお話なので、子どもにもわかりやすい形で知ってもらえるかなという期待もありました。
絵は期待通りできれいでかわいらしく、とても良かったです。
けれど、ふと疑問が湧いてしまいました。
バチがあたりそうで怖いのですが、「神様、これでいいの?」という疑問です。悪い人間が増えてしまったので、洪水を起こしてリセット・・・これって最近何かと話題のゲームの世界と同じではありませんか?
昔、『天地創造』という映画で、このノアの箱舟のエピソードを見た時は、ノアは信心深いから助かったし、堕落した生活に耽る人たちには天罰が下ったんだと単純に思ったのですが、今回は、「う〜ん」と考えてしまいました。
子どもは大洪水が起こることころが怖いと言っていたので、何かしら感じるものもあったのかもしれませんが。
あと、神様のお告げに「てにをは」が抜けていて、ちょっと中国風発言になっているところに親子で笑ってしまいました。不謹慎ですが。