絵本なんだけど、場面がコマでわけてあったり、ふきだしがいっぱいあったりして、漫画チック。本が苦手な子でも読めちゃいそうな本です。
マサヒコくんは、おばあちゃんのおうちにいくのが億劫だった。それは、おばあちゃんちにはこわいものがいっぱいあって、おばあちゃんがまほうを使っているようだったから。でも、おばあちゃんが優しい人であることはとってもよくわかっています。だから、正直に「ありがとう。」の言葉が言いたい。でも、言えなかった。この心のもどかしさが、読んでいて強く伝わってきました。
今度、おばあちゃんに会ったら、ありがとうって言おうというマサヒコくんの決意がとてもかわいらしく、子どもなりに勇気をふりしぼったんだなとほほえましくなります。