まず絵の美しさに引き込まれました。まるで本当に霧の中にいるかのような気持になります。
冬の寒い日に、暖かい部屋の中で、全ての音のもとを消して、こどもを膝に乗せて読みたい絵本です。
しろいうまはどこに行ったのか、そもそも本当に存在するものだったのか、それぞれ色んな解釈が出来ると思いますが、この絵本を読む時期、読むタイミング、もしくは読む時間帯によっても考え方は変わっていくんじゃないかな、と思うような深い作品だと思いました。
娘はとても静かに聞いていました。こぐまくんのティーポットが落ちてるなぁ、と言っただけでしたが、何度も読んでいくうちに色々と思う事が出て来る絵本じゃないかなと思います。
こういう絵本を、良書というんだろうな。