「オッサン」という名前のみみずがさんぽをしていると、突然ペンキ工場が爆発。ペンキがドーン、ドロドロドロ〜ととびだしてきて、おかあさんもおとうさんもつぶされてしまいます。
助けを求めながらも、「きれいないろねぇ」と、のんきなおかあさん。
おとうさんも、苦しいと言いながら、「きれいないろだなぁ」。ほのぼのとしたおかしさがあります。
えのぐとクレヨン工場も爆発し、いろんな色でべたべたになって、動かなくなってしまった町。
オッサンは、そのぜーんぶを、むしゃむしゃと食べ、きれいなどろに還していきます。
全編のにぎやかさに対して、「どこまでも、どこまでも」のページの静けさが、とてもいいです。