はっきりした色使いのインパクトある絵が印象的な絵本です。
小麦の種をまくところから一人でせっせと働くめんどり母さん。「手伝って」と言っても「やーだよ」遊んでばかりのぶたさん、あひるさん、ねこさん。
どこかの家庭で見られそうな風景です。
誰も手伝ってくれなくたって、文句を言うわけでもなく一人で黙々と働くけれど、このめんどり母さん、最後まで自分勝手にさせておくわけではありません。ちゃんとキメるところはキメてくれて、世の中のお母さん方は拍手喝さいではないでしょうか。
「働かざるもの食うべからず」小さいうちからこんな絵本で自然に身についたらいいですね。
パンを食べるまでにはこれだけのお仕事があるんだよ、ということも教えてくれるので食育の観点からもいい絵本だと思います。