1日のうち、半日しか日が当たらない村のお話です。
お日様がなかなか顔を出せないほどの高い山があるのです。
読んでみて思ったのは、とにかく、一平の行動力が素晴らしい。
動かせやしない、高い山。その高い山をどうするか?
一平は、その山を湖に埋めることを思い立つのです。
きっと、村の誰もが思いつかなかったこと。
きっと、村の誰もがやろうとしなかったこと。
それを1人で考え、思い付き、たった1人で行動に移した一平。
人と違うことを始めようとすると、決まって笑われるものですが、
一平はそれにも屈せず、黙々と行動し続けるのです。
次第に、一平と同じ行動をする村人が増えてきて・・・
初めの一歩。
一平の小さな一歩が、この村を1日村へと変える大きな一歩と
なったことは言うまでもありません。
一平の行動力に、ただただ拍手です。
村に朝日が差し込むシーンは感動ものです。