色鮮やかで芸術的な表紙の絵が印象的な絵本です。
貧しいねずみ一家のひとり息子マシューが、ある日美術館に行って、「ここは世界がまるごとある」と感じる、素敵な体験をします。
一緒に読んでいた6歳の娘も、キラキラした目でマシューの描いた絵を長い間眺めていました。娘はこの絵を見ながら、「マシューはえかきになったんだ。私はねぇ・・・」と言いかけたのですが、その後は続きませんでした。あれこれ思いめぐらせたようですが、まだ「世界がまるごとある」という感覚には出会っていないのかもしれません。これからどんなものと出会って、どんな風になっていくのかなぁ?と娘の将来を想像して、なんだかドキドキしてしまいました。素敵な出会いがあるといいなぁと願います。
私は最近、「絵本というものには、世界がまるごとあるなぁ」と感じています。子供たちと一緒に絵本を楽しみながら、どっぷりとその魅力にハマっているところです。