2歳の息子がジョージが大好きで、乗り物の話だったので、迷わず図書館で借りてきました。
『ひとまねこざる』時代と違い、『おさるのジョージ』シリーズでは、ジョージのいたずらがなぜか結果として感謝されちゃった!という理不尽(?)な展開が多くて好みではありません。いたずらが人助けになれば嬉しいですけど、大きな子がくすっと笑える話ではあっても、あまり小さい子に何度も話して聞かせる話でもないように感じていたからです。
その点、この絵本では、時刻表の文字盤をいたずらしたことはさておき、ジョージは小さな男の子が線路に落ちるのをやめさせようと思って行動し、それがそのまま評価されたので良かったです。
とは言え、小さなジョージがホームで走って行っておもちゃを危機一髪拾うというのはとても危険ですよね。我が身の危険を顧みずに人助けをするのは立派な話かもしれませんが、やはり小さい子には真似をしてほしくないので、繰り返し読んでやるような話ではないと感じました。
ところで、題名が「特急に乗る」だったので、その点を期待していたのですが、話題は特急に乗る前の駅での出来事です。