土田義晴さんの絵は、温かくて優しい感じで好きです。
鈴なりの苺畑の真ん中に立っている女の子とタヌキ達がかわいくて、思わず手に取りました。
苺畑から大きな苺がなくなって行くので、お父さんはタヌキが犯人と睨み、子狸を捕まえます。子狸を囮に、親狸も捕まえる事に…。
いいお話だと思います。
でもでも。主人公のユミだけ、なぜ着物なんでしょう?
表紙は「ひな祭りでもあったのかな」と気にしてなかったのですが、最後までずっと着物。
他の人は農作業がしやすそうな服。洋服にも見えるし、時代設定が分からなくなります。
ユミが夜更けに外に出て来た時も、昼間と同じ着物。小さい子が、わざわざ着替えるより、寝る時用の着物の上に1枚はおるのが自然じゃない?
服に統一性がなく、子供は気にしませんが私は気になりました。なので、星3つです。