酒井駒子さん、絵・抄訳の「ビロードのうさぎ」を購入してまもなく、原本とも言えるこの本を入手しました。今年100歳になられた石井桃子さんの訳で、感動的な美しいお話しだと感じました。
「ビロードのうさぎ」に書きましたが、私自身はぬいぐるみの気持ちになったことはなく、子どもの心に添った絵とお話しです。初版は1922年だそうですが、今までなぜ出会えなかったのかが悔やまれます。こちらは童話として扱った方がいいのかもしれませんが、『かしこいビル』でお馴染みのウィリアム・ニコルソンによる挿絵が美しく、丁寧に読みたいと思います。
ぼうやはうさぎが本物のうさぎになるお手伝いをしました。ファンタジーの世界のことかもしれませんが、こういうお手伝いをしている子どもは世界中に大勢いるのだろうなぁ、と思いました。