とかげのちょろりんが、どうしてもほしいセーターを
手に入れるためにがんばるお話です。
他の方もかかれてますが、登場する大人がみな毅然としていていいです。
ネダっても与えないお母さん。お手伝いするならといって、夜遅くまで一緒にやり遂げるおじいさん。
それから、洋品店のおばあさんも怖そうでいて実は優しい。
ちょろりんに対する温かい愛情に満ちていて、いいなと思いました。
絵もリズムがあって、大きな蛙のおばあさんの場面や
セーターが大きすぎる場面は子供も大笑いしてました。
ちょろりんは、春色のセーターにつつまれてほっこり暖まりましたが
こちらの心も温まるようなお話でした。