さむがりやのとかげのちょろりんのお話。
セーターが欲しいけれど、お母さんには買ってもらえない。それでもあきらめきれず、自分で手伝いをしてお金を手に入れ、お店へ急ぎます。
でもそのセーター、訳あって、ちょろりんには着られず・・・
眠くて寒い中、頑張ったのに・・・という思いが涙となって落ちていきます。でも、お店のびきびきおばさんのおかげで、素敵なセーターが出来上がりました。
ちょろりんの頑張り、おじいちゃんの厳しい中にも優しい励まし、びきびきおばさんの優しさ・・・こんな思いの一杯詰まった、ふんわり暖かいセーター。原っぱ色の春のにおいのするセーターをぎゅっと抱きしめるちょろりん・・・よかったね!
寒い冬に読みたい、セーターのように心が温かくなる絵本です。