5歳の娘と読みました。
「小さなあくま」が貧しいきこりからパンをとって持って帰ったら、
大人のあくまからかなり怒られたところから、
お話が始まります。
貧しい人が持ってるたった一つのパンをとってくるとはとんでもない!
パンを返して詫びてこい!、きこりが望むとおりにして許してもらってこい!
というあくまの大人たちに拍手したい気分!
「あくま」というから、どれだけ悪さをするのかと思っていたらとんでもない、
とってもいい人たちの集まりなのが笑えます。
そして、パンを返しにいったちいさなあくまは、
恐縮するきこりをよそに、ガンガンきこりに尽くしまくる。
途中で登場してきた地主の方がよっぽど悪魔のような人間です。
最後はきこりに恩返し?じゃないや、許してもらえた?
ちいさなあくまは、大人たちのところへ胸を張って帰れて、
本当に素敵なお話でした。
地主さんたちも悪魔のところで修行したほうがいいんじゃない?