もしもバナナが ひとふさ
あたしのだったら
あたまにかぶって
おさんぽしたい
からはじまる、ゴリラの妄想のお話。
バナナをかぶったキュートなゴリラ、ポイ捨てした皮で誰か滑ってくれるかな。お腹すかした子犬には一本さしあげよう。ゴリラたちがまねするかも。なんて、やさしくかわいいゴリラの想像が、テンポのよい、詩のような文で綴られています。
そう、この本は、歌詞。うたうために書かれた詩に、あべ弘士さんが絵をかかれてできたのです。
実際、増田裕子さんが曲を付けられ、歌われているそうです。
この本の最初と最後にも楽譜がついています。ちょっとおしゃれな、うきうきする感じのメロディーです。楽器のある方はぜひ、弾いてみてください。
文字を覚えだした子が音読するのにもぴったり。うちは、1ページずつ、子どもと交互に読みました。