タビタおくさんは、パンを焼く間、子ども達を押入れに入れておくことにしました。
ところが、トムの姿が見当たらず…。
「こねこのトムのおはなし」で、子どもらしさを炸裂させたトム。ここでも、あのやんちゃぶりは健在でした。
ねことねずみを並べてみたら、どうしたってねこが強いと思い込んでいましたが、そうでもない?みたい。
タビタおくさんの作ったパン生地を失敬したり、トムをあろうことか「ねこまきだんご」(!)にしようとしたり、かなり手ごわい相手です。
トムも、今度という今度は、自分の向こう見ずな行動を少し反省したかな?!(笑)
余談ですが、トム・サムエルとアナ・マライア夫妻が手押し車に荷物を載せて走っていくシーン、遠く後方に見えるご婦人の姿がありますが、これは作者ポター自身を描いたものだそうです。
こんなところに遊び心を用いるポター。素敵です(^-^)