ほんとうのなまえはあるのだけど、おしっこおもらしばかりするから「しっこ」ってなまえにされた女の子がいました。わたしはそんな「しっこ」を少し馬鹿にして、気に入らないやつと思っていたようです。でもね、いろいろいざござ起こしたり一緒になっているうちにだんだん相手のことがわかってくるってことないかしら? そして衝撃的なことはこの物語の最後のページ、わたしを助けるためにしっこさんがやった行動とは、かなり勇気のいる行動だと思います。そんな風にして嫌いから好きになっていくのですよね。
心の移り変わりがわかるよい絵本でした。小学校にあがって今頃の1年生に読んであげたらいいと思います。