ひまわにって、卵から生まれるんですね!
それも、しましまの、ひまわりの種みたいなたまごです。
そして、たまごから孵っても、お顔の花は開きません。
この花を開かせるために、お父さんが奮闘します。
世界がまだ怖い小さなひまわにくん。
その戸惑う姿が、自分の子供に重なります。
ひまわに君のお父さんは、ひまわに君と旅に出て、いろいろすばらしい景色や、美味しそうなもの、すごいものを見せてくれました。
でも、ひまわにくんのお顔は開きません。
ひまわにくんは、ずーっと考えていたことがあったのです。
「お父さんのかお、見てみたい」
泣かせるじゃありませんか!!!!!!
そして、花びらを広げてみた、ひまわにくんの目の前に、どばーん!!とひろがっていたのが、お父さんのおーきなお顔。
あきやまさんらしい、迫力のある、ダイナミックな、且つユーモラスな絵です。
心が柔らかくなるような、そんな絵本でした。
でも…花開く瞬間、きっとお父さんは見たかったんだろうなあ。
(人間でいうなら、たっちした瞬間でしょうね♪)