またまた出ました、あきやまただしさんの、なんとも不思議な動物「ひまわに」
「ひまわり」ではありません、「ひまわに」
一見、ひまわりの種かと思うような柄のたまごから生まれ、マフラーのように、ひまわりのようなはなびらもついています。
何?だじゃれの本?って感じなんだけど...この冗談のような「ひまわに」、お話の内容は、けっこういいです。
子供の力を引き出すのは、子供自身。
親は、ついつい、口うるさく、ああしなさい、こうしなさいって子供を動かそうとしがちだけれど...
あれこれ言ってみたところで、自分でやってみよう、という気持ちになるかどうかは、結局、子供自身が決めること。
それを、親は、あせらず、ゆっくりと見守ってやればいいんですね。
赤ちゃんひまわにのお父さんは、まさに、そんなお父さん。
そうやって、自分を愛し、見守ってくれるお父さんを見て見たいという一心で、赤ちゃんひまわには、自らの花びらを開きます。
泣かせますねぇ〜。
お父さんの、急がず、あせらず、子供にむきあって、ゆっくり成長していく子供を見守る姿勢に脱帽です。