「おさるシリーズ」の中で、一番好きなお話です。
このおさるシリーズは、語り口が淡々としていて乾いた感じを受けるのですが、それが無駄な説明を省いていて心地よいのです。
おさるも、おじいちゃんも、そのまたおじいちゃんも、みんな人と違ってた。でもそんなこと何でもないこと。おさるはおさる、それでいいよね。そんなことをさらっと語ってしまうこの本は、なかなかクセモノ。
私が一人で気に入っていて、子どもには全然読んだことがありませんが、おじいちゃんが出てきたあたりから展開が読めるので、子どもにも十分面白いと思います。