カワウソの男の子、ボビー。
アナグマさんのお店で見つけた、すてきなヨットがほしくてたまりません。
「いいものと交換します」と書かれたそのヨットを手に入れるために、「いいもの」探しを始めるボビーが、最後に見つけたほんとにいいものとは?
カエデの森には、いいものがいっぱい。色とりどりの落ち葉に、おいしいニレの枝に、宝石のように輝く小石。
でも、森の与えてくれたそんな美しいものよりも、もっともっといいものって?
最後にどういう展開になるのかな?
子供たちと、当てっこしながら読みましたが、誰も当たりませんでした。
買ったものをもらうより、一生懸命作ってくれたものがうれしい。
たとえ、上手ではなくても、その気持ちがうれしいように、ほんとに「いいもの」っていうのは、心のこもったもの。
最後の最後で、納得です。