ドイツの絵本らしい。本の書評によると、偏見のない少年を称え、また別の書評では、本当の愛が生まれたと紹介している。
そうかなあ。一読した感じでは、少年は、疑うことを知らない心で、ハイエナの言葉を信じ、単純に王女様に戻るところを見たかったんじゃないかと思った。
しかし、ハイエナが、本当のことを告白したとき、わかってたよ、といったのは?いつわかったの?負け惜しみ?と思ってしまった。
でも最後に腕を組んでいたのは何だろう。本当にこれでハイエナを好きになれるのなら、偏見がないというより、どうでもいいというような印象。
ああ、読むほうの心がけがれているんだろう、きっと。残念。
でも絵は詳細で、隅々まで観察する価値アリと思います。