小さな女の子が、突然いえにやってきた病気のサイを看病し、
そのまま一緒に暮らします。
その出会いから、数十年間もずっとずっと一緒に暮らすのです。
サイも歳を取り、女の子もおばあさんになりますが、ふたりの関係は変わらないままです。
周りの家族は変わっていきますが、ふたりは穏やかにふたりの世界を過ごしています。
周りからどんなことを言われても、この女の子ダイアナは自分の意思を変えず、自分の人生を歩んでいます。
自分というものを持っているダイアナに拍手を送りたくなります。
アーディゾーニの絵は、あたたかくてお話を引き立ててくれます。
ゆっくりとページをめくりながら読んでもらいたい絵本です。